今日他社で聞いてきたケースだけれど、ひどい話もあったもんだ。

交渉力のない、または共通の目的を持つずるい集団が交渉を通そうと言うときに必ずと言っていいほど使う方法がひとつある、これは相手がまじめなほど効果があり、責任感があるほど有効な手段でもある。
今日あったケースがまさにそれにあたる。
1、まず相手の出来るだけ体調の悪い、または多忙なときに緊急を装って呼び出す。
2、できるかぎり会議をひきのばし、あえて相手のうんざりするような馬鹿げた会話を続ける。
3、そうこうしているうちに、相手の体調の悪さ、または忙しさから判断力が衰える
4、ころあいを見計らって、前もって用意しておいた解決策らしいものを提示する。
5、体力精神力ともに限界に達している、ないし多忙な相手はミーティングスタッフの無能さに辟易していることも手伝って少しでもマシなその提案をのみやすくなる。
これでも相手が落ちない場合はさらに会議を数時間引き伸ばして、脅したり泣き落としをしたり、相手の弱みに付け込んだりするのだ。

他にも家庭もちに対しては終電間際まで会議を引っ張るとか、子供のいる相手には用事の入りそうなこどもの日や体育の日。恋人もちにはクリスマスイブなんかに無理やりミーティングをしかけるとかもよくやりがちな手ではある。
騙そうと仕掛けてくるアンフェアな相手に付き合うことはなく、それこそ断るべき。そういったタイミングの交渉は僕は絶対にしない。たとえクライアントの招集でも内容と相手次第では時間をシフトさせるなり、『どうしても出て行けないので』と断るケースもあったりする。

業界に限らずこうやって他人を食い物にして生きているズルイ連中は世の中にいっぱいいる。それらに常に備え、不用意な決断をしないようにしていきたい。

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