常識のある大人になんなくっちゃと思ってみたこと

今日は一日お仕事。
途中バイクをメンテナンスに出してコーヒー屋で一服したあと路上に出ると『ガシャーン！』という音がしたので振り向いてみる。
電動自転車の女の子とママチャリのおばちゃんが正面衝突してお互い倒れているので、通行の邪魔にもなるし自転車をわきにどけ、おばちゃんを助け起こす。
で、開口一番『あんたなにやってんのよ！よけてあげたのに突っ込んできて！』。ちなみに女の子のほうは倒れたまま意識無し、どう考えてもおばちゃんのほうがダメージが軽いのでまくしたてるおばちゃんを路肩によせて女の子に活をいれるとモーローとしながらも意識を取り戻す。頭部を含め露出部分のダメージは右人差指の内出血のみ、痛いところを聞くとそれ以外無いというので近くの自販機で水を買ってきて、指を冷やさせつつ気付けにのませておく。電動自転車はハンドル部分が大きく曲がっている、ほとんどの衝撃を自転車が吸収した感じ。とりあえずハンドルの曲がりを直して路肩に置く。その間ずっと怒鳴りつづけているおばちゃん。

事故なので警察を呼ぶと『あたしは急ぐから、許してあげるから注意しなさいよ！』といいつつ立ち去ろうとするおばちゃん。貧血をおこしたようにへたり込んでいる女の子を見ながら『交通事故ですし、お互いに後遺症が無いとも限らないので警察が来て検証するまで待ってください』というと『あんた、何様のつもりなの？私は急いでいるのよ！』といいつつチャリに乗ろうとするおばちゃん。『いやいや、こういった事故でもひき逃げとか、傷害事件になったりするケースもあるんでいてください』と自転車をおさえる僕。
『私は被害者』を連呼してヒステリー状態になったおばちゃんに噛み付かれつつ5分ほどで警官到着。簡単な事情聴取のあと開放。

女の子のほうは『介抱してもらった上に警察までよんでいただいて、自転車も直してもらってありがとうございます』と言ってくれたんだけれど、対称的におばちゃんは『あんたの顔覚えとくからね！覚えてなさいよ』と捨て台詞。あれれ？僕は彼女を助けたような気もしてたんだけどなあとかちょっと苦笑しつつ。
常識あるなしは年齢じゃないなあと、自分に照らし合わせてちょっとだけかみしめてみたりも。注意しなくっちゃ。