八王子の実家でNHK特集の『シルクロード』を見る。
25年前、反抗期の盛りだった僕は父親との意思疎通が上手く出来ず顔をあわせればケンカごしになっていた時期、旅行と遺跡好きの父と僕の唯一といっていいコミュニケーションは共にこの番組を見ながらお茶を飲む時間だったような気がする。その後18歳の時に家を出て父親が亡くなるまでの20年近い歳月、なかなかじっくり話すことも出来ずに父は他界してしまった。思えば最後の良い時間をこの番組はくれたともいえる。もともと『シルクロード』『中国』が好きだったかはよく覚えていないが、僕がこの地に郷愁とも思える感情を抱く原因になったのはそういうことを自分なりに感じていたからなんだろうと思う。

その後、西安、敦煌までは行く機会があった、また上海、香港、北京、台北にも仕事では行ったけれどそれは中国大陸を舐めた程度。まだ見ぬ奥地、ホータンやカシュガルには近いうち必ず行ってみたく思う。
http://www.nhk.or.jp/silkroad/about.html

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